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『12のリーダーシップストーリー』読了

  • 代表理事
  • 2016年4月21日
  • 読了時間: 2分

『12のリーダーシップストーリー』を、とりあえず一通り読んだ。私はいままでリーダーシップについて勉強したことがなかったのだが、それでも読みやすい本だった。

まだ一読しかしていないが、印象に残る箇所が多かった。そのなかの一つは、66ページの以下の一文だ。

「他律的状態から自律的状態に移行するのは、R2からR3へ移行することであり、・・・」

この話から、ちょっと変かもしれないが、映画「となりのトトロ」の一場面を思い出した。

「となりのトトロ」には、迷子になった妹メイを姉さつきが探すという有名な場面がある。はじめは大人たちとともにメイを探すのだが、なかなかみつからない。限界を感じたさつきは、自分の意思により、メイの探索をトトロに依頼する決断をする。ただしこの選択には確証がなかった。なぜならば、さつきには、自分の意思でトトロに出会った経験がなかったからである。しかし、さつきは勇気をもってトトロを訪ねることにより、トトロに出会うことに成功する。

ここで、R2に相当するのが、大人とともにメイを探していた(他律的)場面であり、R3に相当するのが、不安をかかえつつも一人でトトロを訪ねる(自律的)場面だ。この決断が結果を左右した。同時に、さつきの成長も、これにより促されたに違いない。こう考えてみると、トトロはこの物語のリーダーであり、さつきはフォロアーである。

果たしてこの解釈があっているかどうかはわからないが、なんだか、いろいろなものに援用できそうな気がする。

いずれにせよ、このリーダーシップモデルは興味深い。もう一度読み返してみたい。


 
 
 

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